有限会社島三産業だより

海神祭（ハーリー）とは一般的に、旧暦の5月4日（ユッカヌヒー）に行われており、沖縄県内の様々
な地域（主に港町）で、爬竜船（はりゅうせん）と呼ばれる木で造られた細長い船を漕ぎ競い合う事
で航海安全や豊漁祈願をするとされています。
地域ごとに祭りの規模や細かい伝統は違いますが、海の安全と豊漁を祈願するのは同じです。

私たちの地元である佐良浜港では、爬竜船ではなく、サバニと呼ばれる爬竜船よりは小さめの木で造
られた船に乗り、二つの部落に分かれて、港内をレースするというのが現在のお祭りの醍醐味となっ
ております。
以前は宮古島と伊良部島を繋ぐ橋の早期実現を願って、伊良部島と宮古島の航路、往復約15ｋｍを
競い合う壮大なスケールのお祭りでしたが、伊良部大橋建設が着工するとともにレースの規模が縮小
され、港内で競い合う現在のかたちになりました。
島の人口が減少していくにつれ祭りの規模も少しずつ縮小されていますが、ハーリーが大好きな島人
（しまんちゅ）は以前と変わらず元気です。その元気な姿を一部ご紹介致します。


　






その他にも、保育園児の可愛らしい踊りや小学生の相撲大会などもあり、朝から日が暮れるまでお祭
りは続きました。
年々祭り会場にいる観光客は増えてきてますが、島の人達が少なくなってきているのが少し寂しい気
もしますが、この素晴らしい伝統の祭りがずっと続いていける様に、島民みんなで島を盛り上げてい
きたいですね☆